症状発生部位
頭痛
骨格から考える頭痛
骨格の歪みと一番関係が深いのが、筋緊張型頭痛です。頭痛の内60%はこの頭痛と言われており、首こり・肩こりとの関連が強い頭痛です。首の筋肉が過緊張することにより、硬くなった筋肉が後頭部を走っている血管や神経を圧迫することで、頭痛を起こします。首の筋肉が凝ってしまう大きな要因として、首の歪みが考えられます。
レントゲンから見る頭痛
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◀体の中心の線は左側の縦線です。このレントゲンは、正中線より右側に傾いてしまっている状態です。
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◀“カーブが逆になった首”この状態では頭の重さをうまく支えることができず首から肩にかけて負担が掛かります。それによって首、肩の筋肉が常に緊張している状態になります。
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年齢:28歳
性別:男性
[初期症状] 首の痛み 首肩こり
週3~4回の頭痛、体のだるさ
[矯正後]右に倒れている首のゆがみを中心に矯正、首肩への負担が減り、ひどい首肩こりが軽減しました。
頭痛はなくなり、体のだるさもなくなりました。
顎関節症
顎関節症とはどのような状態で、どのような症状かというと
- 口を開こうとすると顎関節や顎を動かす筋肉が痛む。
- 十分に大きく口を開けられない。
- 口の開け閉めで顎関節にカッコン!と音がする。
といった症状がでます。顎関節症になる原因は関節クッションの損傷、ストレス、噛む筋肉の低下など様々な原因によって起こるとされていますが、顎関節は骨格の歪みの影響を非常に受けやすい関節です。
特に首に歪みがある場合は、顎の関節の受け皿である『側頭骨』という骨が正常な位置からズレることがあります。この『ズレ』が開口障害を引き起こしたり、噛む筋肉に痛みを出すといった問題の原因になっている可能性があります。
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顎関節症が起こり易い首
首の骨の5番目を境に左に6度回旋が起こっている状態です。
この歪みの影響を受けて『側頭骨』が捻られ顎関節の動きを阻害します。 -
顎関節症が発症している首
側頭骨が捻じられて時間が経つと顎関節自体が捻じれていきます。顎の部分に注目すると顎のラインが2重になっていますが、これは顎が捻じれることにより右の顎のラインと左の顎のラインが写っている状態です。
ストレートネック
頚椎(首の骨)は、本来前方にカーブしているのが正常ですが、様々な原因により真っ直ぐな形になってしまう状態をストレートネックといいます。ストレートネックから歪みが進行すると、カーブが逆を向く 頚椎後弯(リバースネック)になる場合もあります。
頭の重さ(約6.35kg)を細い首で支えるには、正常なカーブにより重心を捉えて支える必要があります。頚椎のカーブは、衝撃を吸収する役割もあり、とても大切なのです。ストレートネックになってしまうと、頭の重さを首、肩、背中の筋肉で支えることになり、慢性的な肩こり寝違えとして症状が現れます。
ストレートネックは、パソコン作業のようなデスクワークをしている方に多く発症しており、座っている時の姿勢が大きく影響していると考えられます。
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頚の正常なカーブが失われた状態
本来頚椎のカーブは前方に半径17cmの円を描いたカーブが必要ですが、そのカーブが消失し、真っ直ぐのストレートネックになった状態。
この状態では頚椎カーブによるスプリングの役割は働かず、首、肩、背中には頭の重さがダイレクトに掛かるため、常に筋緊張が起こる。 -
首の痛み・寝違え
首の痛み、寝違え
原因として考えられるのは、頚椎の歪みによるものです。頚椎が歪むことで、頭の重さが正常に掛からず、首の関節、筋肉、靭帯、血管、及び神経への負担が強くなり炎症が起こってしまいます。また、一時的に薬等で症状を緩和させても、再度症状が出てくる場合は頚椎が歪んでいる可能性が非常に高いです。繰り返される症状を根治をするには、歪みを矯正し頚椎の位置を正常化させることが必要です。
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頚椎の傾き
首の骨が左側へ傾いている。
写真撮影時、顔の傾きを指摘される方は要注意 -
頚椎の捻れ
首の骨が回転している。
鏡で目の位置に左右差が出ていると要注意 -
年齢:54歳
性別:女性
状態:頚椎回旋(6°)
[初診時症状]
寝違えを繰り返す。
顎の痛み。
首に違和感があり、首を回すと痛みがある。 -
施術期間:約4ヶ月
状態:頚椎回旋0°
[撮影時症状]
寝違えは全く無くなりました。
首も回し易くなりました。
頚椎ヘルニア
頚椎部分に歪みが起こると、骨と骨の間に挟まっているクッション(椎間板)にかかる荷重が垂直ではなく、変則的に負荷がかかるため、椎間板が飛び出てしまい、ヘルニアが起こる可能性があります。
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正常の頚椎(首骨) -
歪みのある頚椎(首骨)
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頚椎が左側凸‘くの字型’に歪んでいる。
左側へ椎間板が脱出頚椎が後方へ彎曲しているため首への負担が大きくなる 年齢:42歳 性別:女性
[初診時症状]
2ヶ月前から左手が痺れ整形外科で椎間板ヘルニアと診断される。
投薬治療するも症状が変わらず来院。 -
頸椎が正中線の部分に矯正されて、歪みがなくなる 頚椎は前方に矯正されて首への負担が無くなる
施術期間:約3ヶ月
施術ペース:週2回
現在メンテナンス中:2週間に1回程度
[現症状]
左手の痺れはなくなり、腕にかけての症状はなくなった。
薬は服用していない。
頚部脊柱管狭窄症
脊柱管とは?
背骨は椎骨と呼ばれる30個の小さな骨が連なって構成されています。椎骨には『椎孔』と呼ばれる孔が開いており、この椎孔が首から腰まで連なって管を形成しています。これを『脊柱管』と呼びます。脊柱管狭窄症とは、この脊髄神経を通す管が何らかの理由により狭くなり、脊髄神経の流れを阻害する状態のことです。
骨格矯正の視点から考える『脊柱管狭窄症』
頸椎部分に歪みが起こると、骨と骨の間に挟まっているクッション(椎間板)にかかる荷重が垂直ではなく、変則的に負荷がかかるため、椎間板が飛び出てしまい、脊柱管を狭窄する可能性があります。また、頸椎の生理的な前方カーブが損なわれてしまうと、頸椎に変形を引き起こし、骨棘と呼ばれる棘が脊柱管を狭くしていくことも分かっています。
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“頸椎の傾き”
頸椎の5番目の骨から左に6度傾いている状態、頸椎5番6番間の椎間板は左側に強い荷重がかかり、右に飛び出し、ヘルニアした椎間板により脊柱管が狭くなった状態 -
“頸椎の変形と骨棘”
頸椎のカーブが失われ、頭部の重さに耐えられなくなり、頸椎が変形した状態
足首の痛み
骨格から考える足首の痛み
骨盤が歪むと体の左右のバランスが崩れます。
その結果、左右どちらかの足首に多く負担が掛かり、痛みが出ている状態です。
片方の靴の裏だけ減りが早い場合は、歩き方のバランスが崩れています。
背骨の歪み、骨盤の歪みが考えられるので、正常な位置に戻すことにより、体のバランスが整い足首への負担が軽減されます。
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初診時情報
年齢:65歳
性別:女性
[初診時症状]
足首の痛み 歩行困難 -
2回目のレントゲン撮影
施術期間:約3ヶ月
[撮影時症状]
無症状
足のつっぱり
足のつっぱりが起きる原因
- 足の筋肉が緊張・収縮
背骨の歪みにより骨盤に傾きができると、骨盤と足の骨に付着している筋肉が引っぱられて緊張します。
多い例として、骨盤が後傾することにより太もも前面の筋肉が緊張します。 - 足のむくみ
長時間の立ち仕事やパソコンなどの座り作業で、体を動かさずにいると血流が悪くなり、むくみます。
さらに、腰や骨盤に歪みがあると、血管が圧迫されて血液の流れが悪くなり、むくみの原因となります。
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年齢:46歳
性別:女性
状態:腰が右側に傾いています。
[初診時症状]
姿勢を変えるとき腰が痛む。
朝起きると腰が痛い。
足のつっぱり感。 -
施術期間:約4ヶ月
状態:歪みが解消され正常なラインに整っています。
[撮影時症状]
腰の痛みはなくなり、足の違和感もなくなりました。
股関節の痛み
骨盤が歪むと、体の重心が片方に偏りバランスが崩れます。その結果、股関節に負担がかかり炎症が起こると、痛みに変化していきます。この状態のまま放置していると、軟骨が減少し変形性股関節症になる恐れがあります。
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正常の骨盤
地面から垂直に引いた線が恥骨結合を通り、背骨の中心に線が引けます。骨盤・足・坐骨の高さが揃い、左右の骨盤の大きさも均等になります。 -
正常位置からの逸脱
正常と比較して、背骨が左側に偏り、骨盤も左側が下がっている状態です。 -
初診時情報
年齢:48歳
性別:女性
[初診時症状]
左股関節の痛み。 -
2回目のレントゲン撮影
施術期間:約3ヶ月
[撮影時症状]
左股関節の痛み消失。
足のしびれ
足のしびれが起きる原因
- 腰椎(腰の骨)の問題
腰椎の部分に問題があり、足につながる神経の圧迫や炎症によりしびれがでます。 - 骨盤の問題
骨盤に傾きや捻れがあると、神経の通り道が狭くなり足にしびれがでます。
また、骨盤についている筋肉の緊張を招き、その影響で坐骨神経が圧迫されることもあります。
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レントゲンで見る腰の歪み
腰を側面から見たレントゲンです。
正常な腰には、前方に半径19~24cmのカーブがあります。このカーブには体を動かしたり、腰に掛かる衝撃を緩和するなどの役割があります。
腰のカーブが消失すると、腰に負担が掛かり「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」の原因となります。 -
カーブ消失 正常 -
年齢:65歳
性別:女性
状態:
腰が左側に傾いています。
[初診時症状]
坐骨神経痛
足のしびれ 歩行困難 -
施術期間:約4ヶ月
状態:
歪みがなくなり中心に整っています。
[撮影時症状]
腰の痛みはなくなり、足の違和感もなくなりました。
肩こり
骨格から考える肩こり
正常な頚椎(首の骨)の位置から逸脱し、頭の重さが身体に対して前方にかかる状態で、頭の位置を維持する為に、首、肩、背中に負担がかかる状態。
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初診時情報
年齢:18歳
性別:男性
[初診時症状]
2年前から肩こり
勉強する姿勢が非常に辛く、集中できない -
2回目のレントゲン撮影
施術期間:約3ヶ月
[撮影時症状]
無症状
四十肩
最先端骨格矯正が考える四十肩肩関節周囲炎の原因
四十肩は、一般的に原因不明で発症すると言われていますが、最先端骨格矯正ではホルモンバランスの異常により、肩関節周囲炎が起こると考えています。まず、関節の中は『関節包内液』という液体で満たされているのが正常です。この液体は女性ホルモンであるエストロゲンを元に作られており、ホルモンバランスが崩れた時、この液体は極端に少なくなります。そうすると肩関節の中は油切れの様な状態になり、動きが悪くなります。その結果、関節がスムーズに動かず炎症が起こり、広がっていくと腕まで運動制限が起こるようになります。
最先端骨格矯正では、すべてのホルモンを管理している脳幹という頸椎上部に注目し、ホルモンバランスを正常に戻すことによって、肩に起こっている炎症を軽減させます。
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治療前
年齢:45歳
性別:女性
[初期症状]
・最初の痛みは吊革に掴まっている時に右肩に激痛が走る。
・服を着る時に痛みが強い。
・肩を90度以上あげることができない。 -
治療後
右側に6°傾きがあった頸椎は正中線にすべて戻り、脳幹の機能状態は正常に戻る。
治療から3ヶ月経過した時点で右肩の動きは、ほぼ回復する。
上肢のしびれ
頚椎の歪みが原因で、頸椎から出る脊髄神経(第5~8頚神経と第1胸神経)の流れに不具合が起こり、しびれが発生している例が多く見られます。
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正常の頚椎側面像 正常位置からの逸脱 -
正常の頚椎正面像 正常位置からの逸脱
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頚椎の位置が
(カーブの消失、傾き、捻じれ)
正常から逸脱椎間孔の縮小
椎間板の変成(扁平化)
骨棘の形成(椎体の変形)
筋肉の緊張(バランスの変化)しびれの発生
・椎間板ヘルニア
・脊柱管狭窄症
・胸郭出口症候群
最先端骨格矯正での対処方法
頸椎の歪みを正常な位置に戻すことで、神経の圧迫を軽減します。
また、椎体や椎間板に対する荷重分布が改善されることで変形を防ぎます。
猫背
背骨は本来まっすぐな円柱状の形ではなく、生理的な弯曲を持っています。首の部分では前方にカーブ、胸の胸椎では後方にカーブ、そして腰の部分では再び前にカーブし、最後にお尻の骨である仙骨は後ろ向きにカーブしています。『猫背』は、この胸の部分の後ろカーブが生理的な範囲よりも大きく曲がったもので、円背と呼ばれることもあります。
猫背は胸の後ろ向きカーブが強過ぎる為、頭の荷重が適切に胸椎に負担されず、頭の重心は胸椎の軸よりも前に掛かります。猫背の姿勢は頭の重さを支えるために首、肩、背中の筋肉は常時緊張状態になり、頭痛、肩こり、背中の痛みなどの症状を出します。さらに、姿勢はその人を見る他者への印象にも大きな影響を与えます。猫背の姿勢は、他者から見ると落胆や自信のなさといった好ましくない印象を与えることがあり、この点も弊害と言えます。
原因は生活習慣の場合もありますが、大半の原因は骨格の歪みによるものです。骨格の歪みがある場合、自分で猫背にならないように筋肉を使っても骨自身に歪みがあるため、改善は難しいです。猫背が気になる方は生活習慣を見直す前に骨格に異常がないかを確認することをお勧めします。
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症状発生時 頚の正常なカーブが失われた状態
本来、頚椎のカーブは前方に半径17cmの円を描いたカーブが必要ですが、そのカーブが消失し、頭部の荷重がほとんど体の上に乗らず、体の前にぶら下がるような状態になっています。
この状態では胸の後弯が正常な形を保てなくなり、猫背が強くなっていきます。 -
正常時
姿勢の悪さ
姿勢の正しさは、体の骨組み(骨格)の状態が反映されています。
骨格が正しく正常に配列されていれば、筋肉はバランス良く付き、内臓も然るべき所に収まるので、健康的な状態を維持できます。姿勢が悪い状態というのは、骨格が歪むことによって起こる現象。歪むとそれを補おうと筋肉がアンバランスになり、余計に体のバランスが崩れ、肩こりや腰痛などの症状となって現れます。また、猫背や肩が前にでる前屈みの姿勢は、肺を圧迫してしまうので、呼吸が浅くなり、その結果、疲労の回復効率が悪くなってしまいます。最先端骨格矯正では、姿勢の悪さの原因をレントゲンを分析することにより特定し、的確に正常な骨格へと矯正していきます。
めまい
眩暈が起こる原因で考えやすい理由は3つ。
1つは『良性発作性頭位眩暈症』というもので、これは耳の中の前庭と呼ばれる所にある『耳石』が剥がれ『三半規管』の中に混入してしまうことによって起こります。
2つ目に『内リンパ』耳の中の蝸牛と呼ばれる部分のリンパ液が、自律神経のバランスを崩すなどの理由で増えすぎるとリンパ水腫が発生し、眩暈及び耳鳴り、難聴などの症状が現れます。
3つ目に『前庭神経炎』前庭神経は体のバランスを脳に伝える仕事をしており、この神経に炎症が起こると正常に情報が送られず、眩暈が起こります。
3つの理由の内、2番目と3番目の原因は骨格の歪み、特に頸椎部分の歪みの影響から起こる可能性があります。
上部頸椎と呼ばれる所には『脳幹』と呼ばれる自律神経の中枢があり、この部分に歪みが起こると内リンパが増殖したり、免疫力の低下による前庭神経の炎症に繋がります。
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症状発生時 上部頸椎に異常があるレントゲン 頸椎が5番目の骨を境に右に6°傾いている状態。頸椎1番2番にある『脳幹』は物理的な圧迫を受けると機能が低下するため、内リンパや前庭神経に影響を及ぼす。 -
正常時
妊娠 出産
骨盤は脊柱の最後にある仙骨と左右にある寛骨という骨が合わさって出来ています。
男性の骨盤と女性の骨盤は全く形が違い、女性の場合は出産に耐えられるような形になっています。
骨盤が歪んでいた場合、症状の多くは腰痛、膀胱や腸の調子が悪かったりということが多いですが、出産を控えられている女性の場合は新しい命が育つ場所なので、歪んでいる状態のまま放置するのは好ましくありません。
胎児が育つ場所は子宮です。そして子宮は骨盤内蔵器ですので骨盤の歪みの影響を多大に受けます。胎児は妊娠初期には頭を上にしていますが、胎児が育っていく過程で子宮の中で回転しながら頭を下に向けていきます。もしも骨盤に歪みがあれば、回転していく過程で、へその尾が絡まり首に巻き付くリスクが非常に高くなります。そしてへその尾が首に巻き付着くと、脳への血液供給が少なくなり、その結果、発達障害などを引き起こすリスクが高くなります。それらのリスクを減らしておくためにも骨盤は女性にとって非常に重要な場所だと言えます。妊娠中は骨格矯正を受けて頂くことができないので、女性の方は妊娠する前に骨格を整えておく事をお勧め致します。
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歪み 正常 -
産前・産後
産前・産後と骨格
産前・産後に最も負担がかかるのは骨盤です。骨盤は、左右の寛骨が中心にある仙骨を挟み込む構造になっています。寛骨と仙骨の間の関節を仙腸関節と呼びます。骨盤の歪みは、この仙腸関節に「ズレ」が起こることを意味します。
産前・産後の骨盤
妊娠時は、体重の増加(8kg~12kg)によって骨盤への負担が大きくなります。また、妊娠後期から赤ちゃんがスムーズに産道を通れるように、骨盤の靭帯を緩める働きをする「リラキシン」というホルモンが分泌されるようになります。そのため出産によって過剰に骨盤が開いたり、左右の仙腸関節に歪みが起きることがあります。そのままの状態にしておくと出産後にホルモンの分泌が止まり、徐々に元に戻る過程で、歪んだ状態のまま固定されてしまうことがあります。出産までの約1年間は運動不足になり、腹筋や腰周辺の筋力が極端に低下してしまうため、骨盤の歪みの原因となります。出産後も緩んだ靭帯と低下した筋力で、赤ちゃんを抱くと骨盤に大きな負担をかけることになります。
産前産後に引き起こされる代表的な症状
・骨盤周辺筋肉のアンバランスによる腰痛・坐骨神経痛
・腰椎椎間板ヘルニア・左右の股関節の不均等な動き
・骨盤の歪みが子宮に影響(逆子 発達障害のリスク)
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年齢:22歳
性別:女性
妊娠と出産に対して、リスクが高い骨盤。左の仙腸関節が開き辛く、難産になる可能性が高い。
[初診時症状]
立っているとすぐに腰がだるくなる。 -
施術期間:約3ヶ月
リスクが少なくなった骨盤
[撮影時症状]
腰がだるくなることが少なくなった。
疲れにくくなった。
不妊と骨格
なかなか子供を授からなかった方から、矯正後に「妊娠しました」との報告を受けることがよくあります。このような事例からも、骨盤の歪みが骨盤内臓器である子宮や卵巣にストレスを与え、妊娠や出産のリスクの1つになっていると考えられます。
自律神経失調症
自律神経は発汗やホルモンの分泌の調整、内臓や心臓を動かしたりと、自らが意識しなくても自然に体の各機能を調整するように働いています。自律神経は活動する神経といわれる『交感神経』と、休む神経といわれる『副交感神経』の二つに分類され、状況に応じて意思とは関係なく自動的にバランスよく働いて身体の環境を調整しています。自律神経の失調とは「頭痛がある」「だるくてつらい」「動悸が激しい」など様々な症状があるのに、病院で検査をしても何も異常が見つからない場合につけられる“診断名”で、“病名”ではありません。精神的・肉体的ストレスにより、自律神経のバランスが崩れて、様々な症状が現れると考えられています。自律神経のバランスを崩す要因としては、精神的なストレス、生活リズムの乱れ、骨格の歪みなどが挙げられます。自律神経の中枢は上部頸椎と呼ばれる首の部分に存在しており、上部頸椎が歪むことによって自律神経は著しくバランスを崩し自律神経失調症状を強く出します。
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症状発生時 上部頸椎に異常があるレントゲン 頸椎が5番目の骨を境に左に4°傾いている状態。頸椎1番2番にある自律神経の中枢は物理的な圧迫を受け機能が低下するため、交感神経と副交感神経のバランスが崩れる。 -
正常時
腰痛
腰痛は人類が2本足で歩行を始めた頃からみられる宿命的なものであり、約80%の人は一生の間に腰痛を経験すると言われています。腰痛の原因は、骨、筋肉、神経、内臓の問題、ストレス、生活習慣、運動不足と様々ですが、慢性腰痛の多くは、腰椎(腰の骨)の歪みによって起こります。
正常な腰椎(腰の骨)は腹側に半径が19cm~24cmのカーブが必要です。この腰椎のカーブが減少し半径24cm以上のカーブになると、腰の大腰筋、脊柱起立筋という筋肉の動きが制限され腰痛が起こると考えられています。
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症状発生時
“カーブが少なくなった腰”この状態は大腰筋、脊柱起立筋の動きが大幅に制限され腰痛を起こす -
正常時
“腰を横から見たレントゲン”正常は腰からお腹の方に半径が19~24cmのカーブが必要です
腰椎椎間板ヘルニア
椎間板は腰椎の間に挟まっているクッションの様な物で、軟骨組織で出来ています。
椎間板の外側は線維輪と呼ばれる物で覆われており、その中に髄核と呼ばれるゼリー状のものが入っています。イメージとしては大福餅がわかりやすいです。外側の餅が線維輪で、中の餡子が髄核です。椎間板ヘルニアという病気は骨格の歪み、又は椎間板の組織が変性して、髄核が外に飛び出し、脊髄神経を圧迫することによって、腰痛、足の痛み、痺れを引き起こした状態です。ヘルニアは多くの場合、骨格の歪みによって引き起こされます。椎間板は丸いクッションの様な形をしており、体重が真っ直ぐかかる限りは飛び出たりはしません。しかしながら、骨盤が歪み、腰椎部分で傾きがある場合、椎間板は均等に体重を受け止められず、時間が経過すると体重が掛かっている反対側に飛び出てしまいます。椎間板ヘルニアの手術が何度も行われるのは、ヘルニアした原因が解消されていないためです。
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- 椎間板ヘルニアを起こしやすい骨格
椎間板の左に負荷が多く掛かるため、右側に飛び出し神経症状を起こす。 - 正常な骨格
椎間板の中心に重さがかかるため張力が働きヘルニアは起こらない。
- 椎間板ヘルニアを起こしやすい骨格
ぎっくり腰
ぎっくり腰とは『筋膜性腰痛症』または『椎間関節捻挫』によって起こる腰痛のことを言います。『筋膜性腰痛症』は大腰筋、脊柱起立筋の筋膜(筋肉の表面にある薄い膜)がずれて剥がれたり、炎症するなどによって起こります。もう1つの『椎間関節捻挫』は背骨の関節である椎間関節に、重量物を持つ、腰を捻るなどの理由により、捻挫をすると激しい腰痛が起こります。骨盤及び腰椎が歪んでいる状態では、ぎっくり腰の発生率が非常に高くなります。
1. 初期状態 左腰の痛み 3ヶ月に1度くらいぎっくり腰が起こる
2. 矯正後 左に倒れている骨盤を平行なレベルに矯正、腰椎部分の『く』の字型は矯正され、左側の大腰筋、脊柱起立筋の筋膜は動きを取り戻し、ぎっくり腰は矯正後起こっていない。
脊柱管狭窄症
脊柱管とは?
背骨は椎骨と呼ばれる30 個の小さな骨が連なって構成されています。
椎骨には『椎孔』と呼ばれる孔が開いており、この椎孔が首から腰まで連なって管を形成しています。これを『脊柱管』と呼びます。脊柱管狭窄症とは、この脊髄神経を通す管が何らかの理由により狭くなり、脊髄神経の流れを阻害する状態のことです。
骨格矯正の視点から考える『脊柱管狭窄症』
骨盤の歪みにより、腰椎部分が『く』の字型に歪むと、中の脊柱管は折り曲げられるように道が狭くなり、『く』の字型の頂点で激しい神経の圧迫が起こります。その結果、神経の走行が妨げられ、その先の坐骨神経などに影響がでます。また腰のカーブが消失することによっても、脊柱管が狭窄する可能性があります。
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“骨盤の歪み”
体の中心の線は左側の直線で、実際の腰の骨は右側凸の『く』の字型に歪んでいる状態『く』の字型の頂点(腰椎3、4間)では脊柱管が折れ曲り、狭窄が強い。 -
“カーブが少なくなった腰”
この状態は腰の骨が前方から脊柱管を圧迫するため広範囲に症状が出る。
骨盤の歪み
骨盤は、背骨の最後にある仙骨と左右にある寛骨という骨が合わさって出来ています。男性の骨盤と、女性の骨盤は、全く形が違います。理由は女性の場合は、出産に備えて、それに耐えられる構造になっています。骨盤に歪みがある場合、まず腰痛、そして骨盤内臓器である膀胱や腸の調子が悪くなるなどの問題が出てきます。出産を考えられている女性の場合、骨盤部分の歪みは非常に重要な問題です。
胎児が育つ場所は子宮です。子宮は骨盤内蔵器ですので、骨盤の歪みの影響を多大に受けます。胎児は妊娠初期では頭を上にしていますが、胎児が育っていく過程で子宮内で回転しながら頭を下に向けていきます。
もし骨盤に歪みがあれば、この回転していく途中で、へその尾が絡まり首に巻き付くリスクが非常に高くなります。その結果脳への血液供給が少なくなり、発達障害などのリスクが高くなります。
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症状発生時 出産にリスクを伴う骨盤
左の骨盤が下がり、腰の骨、足の骨、お尻の骨ともに平行なラインから外れている。
このまま妊娠してしまうと胎児が子宮内で正常に回転できず、逆子や臍の緒が絡まるリスクが高くなる。 -
正常時
坐骨神経痛
坐骨神経は、腰椎(腰の骨)の4番目と5番目、そして仙骨という骨盤の骨から枝分かれした神経が集合したもので、人体の中で最も大きい神経です。
坐骨神経痛というのは病名ではなく、症状に対する名称です。つまり坐骨神経痛を出している原因は脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、腰椎ヘルニアなど様々で、それらが原因で起こる症状が坐骨神経痛と呼ばれているわけです。
坐骨神経は腰椎の4番、5番、仙骨から枝分かれします。従って骨盤、腰椎部分に歪みがある場合、椎間孔という神経が枝分かれする出口が極端に狭くなってしまいます。その結果、神経の流れに不具合が起こり、坐骨神経に炎症を引き起こすと考えられます。
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症状発生時 左の骨盤が大きく下がり、腰椎では左側凸の『く』の字型に歪んでいる状態。
腰椎の4番5番では、右側の椎間孔が塞がり、坐骨神経につながる神経が圧迫されて、右臀部、右足に坐骨神経痛を引き起こす。 -
正常時
交通事故が人体に与える影響
交通事故で急激に掛かる衝撃は、骨格に深刻な問題を引き起こします。たとえ事故の衝撃が軽く後ろからぶつかる程度で、身体に目立った傷などがなくても、骨格はダメージを受けている可能性があります。
交通事故による怪我で最も多いのは『むち打ち』と呼ばれる症状です。車に乗っている状態で何かに衝突すると、まず体が前に投げ出され、シートベルトが体を受け止めます。すると次に残された頭が後からやってくる反動により、鞭がしなる様に激しく前方に打ち付けられます。
交通事故の怖さ
病院で異常が無いと診断されたら、何の問題もないと思われる方が多いのですが、実は事故のダメージは、その時の症状で判断できないことが多いのです。従って、軽微な交通事故でも衝撃を体感したのであれば、骨格が歪んでいないかどうか、確認することをお勧めします。
事故直後は症状を感じなくても、骨格の歪みは起こっており、歪みの進行により椎間板ヘルニア等に移行していくというケースも多いです。交通事故後、数日、数ヶ月経ってから、もしかして事故後の症状?と思われる体の不調が出て来る事もあり、それは事故の後遺症である可能性が高いのです。
最先端骨格矯正では
事故によって発生した身体における骨格構造の異常(捻れたり、歪んでしまった状態)を正確に評価し、外科手術や薬を使わずに交通事故による障害を原因から改善します。
事故による『むち打ち』の改善は、専門の特別な技術が必要になります。むち打ちの治療は電気治療や、首をマッサージするだけでは決して改善しません。病院や整骨院でも事故後のケアをしている所はありますが、専門で扱っているわけではないので、改善が遅く後遺症が残る場合も少なくありません。
BackBoneの骨格矯正システムは、交通事故に遭われた直後の方は元より、交通事故の後遺症に悩んでおられる方にも、絶大なる効果を発揮します。